■ ニコニコ動画は今後のビジネスモデル次第？

YouTubeのブレイク後、日本で新機軸の動画配信として
ブレイクしているニコニコ動画。

動画配信サイトで配信されている動画上にコメントを投稿し、
画面にそのまま表示できるようになっているのが特徴。
ニワンゴ提供。愛称「ニコ動」「ニコニコ」等。

配信されている動画には、著作権者に無断で違法にアップロード
されたものも多く、問題視されている一方、趣向を凝らして
制作された動画が高い人気を得るなど、独自の文化を築きつつある。

また2007年度グッドデザイン賞を受賞している。

2007年11月23日現在、一般会員登録者数が375万人を越え、有料会員も10万9000人を突破。

ビジネスモデルとしては、バナー広告表示や、映画配給会社と提携して
映画の短編ムービーを流すなどの手法で、広告収入を得ている他、
プレミアム会員料やアマゾンアフィリエイト広告による収入も、
ニコニコ動画の収入源となっている。

とはいえ、2007年3月現在は未だ黒字経営には至っておらず、
親会社のドワンゴは2007年9月期の中間決算において
ニコニコ動画への新規設備投資のため営業利益が減少したと発表。

アイデアは抜群なだけに、今後著作権のクリアと、
ビジネスモデルの解決は、注目されるところ。

ドワンゴ自体、いつも収益はあとからついてくるという
姿勢で、新たなサービスを投入することを
楽しんでいるわけですが、今後の動向はまだ目が離せませんね。

▼ニコニコ動画、YouTubeほか
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