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先日、日本でもダイヤが発掘された……なんてニュースがありましたが、
世界最大のダイヤには、程遠く。
有名なダイヤはとしては、1905年に南アフリカで発見された「カリナン」。
カット前の原石は3106カラットもあり、これをカットすることで
合計1063カラットの105個の宝石が得られたんだとか。
これらは当時のイギリス国王であるエドワード7世に献上。
105個のなかでも「ザ・グレート・スター・オブ・アフリカ(偉大なアフリカの星)」は
530.20カラットで、カットされたダイヤモンドとしては長らく世界最大の大きさを誇っていました。
「ザ・グレート・スター・オブ・アフリカ」はロンドン塔内に展示されており、
今でも見学することができるそうです。
ちなみに、現在、世界最大の研磨済みダイヤモンドは、「ザ・ゴールデン・ジュビリー」。
この石は545.67カラットあり、プミポン国王の治世50周年を記念して
1997年にタイ王室に献上されています。
さて、2004年時点の総産出量は15600万カラット。
国別の生産量(単位カラット)は以下の通り。
1位■ロシア ■ 3560万カラット
2位■ボツワナ ■ 3110万カラット
3位■コンゴ民主共和国 ■ 2800万カラット
4位■オーストラリア ■ 2062万カラット
5位■南アフリカ共和国 ■ 1445万カラット
6位■カナダ ■ 1262万カラット
7位■アンゴラ ■ 600万 カラット
8位■ナミビア ■ 200万 カラット
9位■中華人民共和国 ■ 121万 カラット
10位■ガーナ ■ 100万 カラット
要は、上位6カ国、ロシア (22.8%)、ボツワナ (19.9%)、
コンゴ民主共和国 (18.0%)、オーストラリア (13.2%)、
南アフリカ共和国 (9.3%)、カナダ (8.1%) だけで、
世界シェアの90%を占めているんですね~。
これは、ダイヤモンドの母岩であるキンバーライトは
古い地質構造が保存されている場所にしか存在せず、
地質構造の新しいところでは産出されないためだとか。
日本は新しい地層なんですね~。
84.37カラットで18億円近くになるというダイヤが話題になっていますが、
単純計算すると、世界最大のダイヤは116億円にもなりますね~。
ちなみに、ダイヤは無色透明のものほど価値が高く、
黄色や茶色など色のついたものは価値が落ちるとされますが、
ブルーやピンク、グリーンなどは稀少であり、
無色のものよりも高価で取引されています。
低級とされるイエロー・ダイヤモンドでも、
綺麗な黄色(カナリー・イエローと呼ばれる物など)
であれば価値が高いようですね。
20世紀末頃から、内包するグラファイトなどにより
黒色不透明となったブラック・ダイヤモンド
(ボルツ・ダイヤモンドとも呼ばれる)がアクセサリーとして評価され、
高級宝飾店ティファニーなどの宝飾品に使用されていたりします。
ブルーダイヤは1カラット1.5億円。
これは確かに貴重ですね~。
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