[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
「最低賃金」とは、最低限支払わなければならない賃金の下限額のこと。
「最賃(さいちん)」とも略されます。
「最低賃金」は労働基本権に基づき世界中で導入されている制度で、
その国の労働者に対して適用される制度です。
多くの国では、労働者の基本的な権利として広く適用されていますが、
必ずしもすべての労働者に適用されるものではなく、特定の層に対して減額や、
適用除外が行われることもあります。
傾向としては、発展途上国やフランス語圏の国では、
広範に最低賃金が適用されているようです。
日本では、日本国憲法第25条の主旨に基づいており、最低賃金を定めた法律は
最低賃金法(昭和34年4月15日法律137号)です。
制度の目的は、すべての労働者を守るための安全網としての役割が
もっとも重要であり、公正な賃金設定という役割は、あくまで補助的なもの。
雇用者は最低額以上の金額を賃金として労働者に支払わなければならず、
これはすべての賃金に対して適用されるため、正社員やパート・アルバイトと
いった勤務形態の違いにかかわらず、最低賃金以上の賃金を支払わなければならないわけです。
ここで言う最低賃金は、基本的な賃金の額であり、例えば時間外割増賃金
(いわゆる残業代)や通勤手当(いわゆる交通費)は含まれない。
また、最低賃金には地域別と産業別とが設定されている。
優先順位は産業別>地域別となっており、産業別で設定されている産業(業種)に
ついては産業別の最低賃金が適用され、産業別で設定されていない
その他の産業については、地域別の最低賃金が適用されます。
ちなみに、今回の改定で東京の最低賃金は719円から20円アップの739円。
景気は少しずつですが、回復しているのかもしれませんね。
【関連記事・iza!】
最低賃金 東京、最高の20円増