■ 任天堂の時価総額はこのあと要注意？

任天堂の時価総額が８兆３５８４億円だとか。
1位のトヨタが２３兆８２５９億円ですから、
まだまだ大きな差があるんですが、
問題なのは、任天堂の時価総額が
本物かどうか？という部分にあります。

任天堂の時価総額が肥大化したのは、
この1年のこと。DSのヒットで株価が3倍に
なったわけですから、時価総額も3倍近くに
なったわけです。

DSのヒット、Wiiの成功。
世間はそう見ますが、実像は実は危険な部分がありそうです。

特にこの1ヵ月、DSは販売台数を毎週10万台を割り始め、
じわじわ落ち続けています。逆に新型機を投入したPSPが
1位にいます。

Wiiも同様で、4万6283台→3万9371台→2万9088台→2万6181台と
みるみる販売が鈍っています。

ソフトがまったく追いついてないこと、
またキラーソフトが実はまだ不在なこと。

続けて遊べるハードでないこと。

そもそもの設計思想から出ている弱点が
じわじわと出てきている状況です。

それでもまだ株価が上がっているのは、
「分割狙い」で買い続けられているから。
今は儲かるのがわかっているから、売られないで買われているわけです。

年末に向けた任天堂は、非常に警戒感を持って、
現場にも厳しいといいます。

この時価総額が、虚実かどうかは、半年後に少し見えてくるかと思います。

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